用語集

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あ
ライフサポートアドバイザー
ライフサポートアドバイザー → 生活援助員
生活援助員の事です。シルバーハウジングに住んでいる高齢者の相談や援助、生活指導などにあたる人で、デイサービスセンターから派遣されます。
理学療法士(りがくりょうほうし)
理学療法士 → PT<Physical Therapist>
身体に障害のある患者に対して、ADL(日常生活動作)を改善するためのリハビリテーションなどを、専門的に行う人のことです。運動療法、温熱療法、マッサージ、電気や光線で筋肉の萎縮や痛みを抑える光線療法などがあり、国家資格の専門職です。
介護保険では、5年以上の実務従事者であれば介護支援専門員(ケアマネジャー)の実務研修受講試験の受験資格があります。
リハビリテーション
リハビリテーション → 社会復帰
患者の自立・社会復帰を目指して行う機能訓練や療法のことです。
主に後遺症を軽くするため、また患者のQOL(生活の質)を高めるために、医師や理学療法士などが指導にあたります。福祉サービスにおいても中核を占めるものといえるでしょう。
リハビリテーション・ソーシャルワーカー
リハビリテーション・ソーシャルワーカー → RSW<Rehabilitation Social Worker>
社会福祉の分野において、リハビリテーションにかかわり援助活動を行う者のことをいいます。まだ職種として厳密に定義されてはいませんが、現在のソーシャルワーカーや生活指導員、医療ソーシャルワーカー、カウンセラーなどが行っている業務を指しています。
近年、リハビリテーションの全過程を一貫して担う専門職が求められ、その必要性が高まっている職種です。
リビングウィル
延命医療を拒否するという意思表示を、生前にしておくことです。
日本でも、植物状態になった時には延命治療を拒否するとして、あらかじめ“リビングウィル”を宣言する人が増えています。
宣言書は、
(1)不治で死期が迫っていると診断された時は延命措置を拒否する
(2)ただし、麻薬など苦痛を和らげる処置は希望する
(3)数カ月以上にわたって植物状態に陥った時は、一切の生命維持措置をやめる
の3点です。
リフォームヘルパー
高齢者や身体障害者の住宅改良に関する相談に応じる事業で、平成5年度より開始されています。
介護福祉士やソーシャルワーカーなどの福祉関係職種、理学療法士や作業療法士などの保健・医療関係職種、設計士や施工者といった建築関係職種がチームを組み、要介護高齢者の居宅へ出向いて助言や相談を行います。
留置カテーテル(りゅうちかてーてる)
体内に挿入したままにするカテーテルをいいます。
自然排尿が困難で、定期的に導尿することが難しい人、また失禁が強くおむつなどの方法では著しい問題が生じる人などには膀胱留置カテーテルを用いて、直接尿を外へ導きます。
ただし、こうした処置は一時的なものと考えるべきで、留置期間が長引けば尿路感染を招きやすく、また膀胱の拡張・収縮機能も弱まって抜去後の自然排尿が難しくなります。
利用者負担(りようしゃふたん)
利用者負担 → 自己負担
介護保険の保険給付や、介護サービスなどを受けた場合の自己負担のことです。
介護保険下では、要介護か要支援の認定を受けた被保険者であれば、かかった全費用の9割が給付され、1割が自己負担となります。さらに、所定の限度額を上回る負担額を支払った場合、高額介護(居宅支援)サービス費として払い戻されますので、低所得者、老齢福祉年金受給者、生活保護を受けている人にとって自己負担が過重にならないように配慮されています。
利用者負担の減免(りようしゃふたんのげんめん)
介護保険給付の対象となるサービスの利用にあたり、特別の理由によって費用を負担できない場合、通常1割負担であるものを市町村が決めた割合に減らしてもらうことができます。
(1)災害による財産の損害
(2)死亡や入院等による著しい収入の減少
(3)失業等による著しい収入の減少
(4)農作物の不作等による収入の減少
などがあげられています。
療養型病床群(りょうようがたびょうしょうぐん)
主に長期にわたる療養を必要とする人のための病院です。
介護保険の適用される病室と、医療保険の適用となる病室に分かれており、病棟単位で区分されている場合が多いです。介護保険適用の場合、介護療養型医療施設ともいいます。
臨床心理士(りんしょうしんりし)
臨床心理士 → CP<Clinical Phychologist>
日本臨床心理士資格認定協会によって認定された臨床心理学の専門家をいいます。
心理学的な技法によって患者を診断し、心理療法を施します。
近年、医療機関以外の学校や福祉の現場などでも、需要が高まっています。
レクリエーション・ワーカー
レクリエーション活動の援助者または推進者のことを指しています。
自由で主体的なレクリエーション活動をより充実させるため、活動の指導や進行、仲間づくり、環境整備などの総合的な支援活動を提供するものです。専門職からボランティアまでのさまざまなレクリエーション・ワーカーがいますが、社会福祉の分野では日本レクリエーション協会が養成する「福祉レクリエーション・ワーカー」がいます。
レジオネラ菌(れじおねらきん)
肺炎の病原菌の一種で、菌を直接吸い込むと肺炎を起こし発熱や呼吸困難になります。
身体が弱っている時に発病すると症状が重くなり、一般的な抗生物質では治療が難しいため、死に至ることもあります。菌は25℃~43℃の温度で増殖することから、常に加温している循環ろ過型の24時間風呂が感染源として問題になりました。
老人虐待(ろうじんぎゃくたい)
老人虐待→高齢者虐待
家族などから高齢者に対して行われる人権侵害の行為をいいます。
傷害や拘束などの身体的加害や、脅迫・ことばの暴力などの心理的加害、搾取や横領などの経済的加害といった直接的で積極的な行為のほかに、無視や保護の放棄といった消極的な行為もこれに含まれます。
近年、家族やサービス提供者における虐待の実態が明らかになりつつあり、その防止が大きな課題のひとつになっています。
老人性掻痒症(ろうじんせいそうようしょう)
発疹はなく皮膚に痒みがある状態で、高齢者に多く見られます。
皮脂の欠乏が原因で、全身が痒くなるものと、外陰部や肛囲部に限られるものとがあり、痒みが強い場合は搔破して湿疹や膿痂疹(のうかしん)を生ずるため、皮膚を乾燥させないことが大切です。
尿素入りの軟膏を適切に塗布したり、痒みがひどい場合は抗ヒスタミン薬などを内服します。
夜間に痒みを訴えることも多いため、就寝前の対処に特に配慮し、睡眠中に無意識に掻いてしまう場合には綿手袋を着けて就寝するなどします。
また、肌に触れる衣類は刺激の少ない綿素材のものを用いる、入浴時は皮脂を落としすぎないよう、石鹸を使いすぎず柔らかいタオルを使用する、爪は常に短く清潔にしておく、などを心がけるようにします。
老人性痴呆疾患センター(ろうじんせいちほうしっかんせんたー)
老人性痴呆疾患患者の専門医療相談や鑑別診断、治療方針の選定、救急対応を行いながら、地域保健医療・福祉関係者に技術援助を行うセンターです。
地域の老人性痴呆疾患患者の保健医療・福祉サービスの向上を目的とするものです。都道府県知事が、精神科を有する総合病院、または精神科のほか内科系および外科系の診療科を有する病院の中から指定します。
老人性痴呆疾患治療病棟(ろうじんせいちほうしっかんちりょうびょうとう)
自宅やほかの施設では療養が困難な痴呆性老人を入院させ、精神科的医療を短期集中的に提供する施設です。
精神症状や問題行動が特に激しいにもかかわらず、寝たきりなどの状態ではない痴呆性老人を対象に、家族に対する相談や在宅療養の指導、デイケアなどを実施しています。昭和63年度から整備され、平成3年に老人性痴呆疾患専門治療病棟から名称が変更されました。
老人性痴呆疾患デイケア施設(ろうじんせいちほうしっかんでいけあしせつ)
精神症状や問題行動が激しい痴呆性老人を対象にデイケアを行い、生活機能回復のための訓練や指導、家族に対する介護指導を行う施設です。
在宅の痴呆性老人やその家族に対する支援、通院医療の普及、老人性痴呆疾患治療病棟からの退院患者の継続的管理の確保と退院の円滑化を目的に、昭和63年度から整備されているものです。
老人性痴呆疾患療養病棟(ろうじんせいちほうしっかんりょうようびょうとう)
精神症状や問題行動が特に激しいにもかかわらず、寝たきりなどの状態ではない痴呆性老人を入院させ、精神科的医療とケアを提供する施設です。平成3年度から整備されています。
老人斑(ろうじんはん)
脳実質内の円形ないし不定型の小斑で、腫大した変性神経突起とアミロイド核からなります。
老人性変化のひとつとしてアルツハイマー型痴呆で見られ、組織片を銀染色すると顕微鏡下で褐色や黒色に染め出されます。
老人病院(ろうじんびょういん)
65歳以上の老人が6割を占め、患者100人に対して医師が3人、看護師17人、看護職員13人以上の病院をいいます。
介護保険施行後は、病院の中で主として介護に重点がおかれた、高齢者病棟のことを指す場合が多く、「療養型病床群」「老人性痴呆疾患療養病棟」「介護力強化病院」の総称としても使われています。
老人福祉法(ろうじんふくしほう)
1963年に制定されたもので、老人の生活を健全で豊かなものにしようという法律です。
原則として65歳以上を老人とし、老人ホームや福祉センターの充実、生きがいづくりの推進事業、要介護老人の訪問介護やデイサービスなどさまざまな政策が成され、それがやがてゴールドプランへと繋がっていきました。
なお、要介護老人の介護については、2000年から介護保険法に移行しました。
老人訪問看護制度(ろうじんほうもんかんごせいど)
かかりつけの医師の指示に基づき、住宅の寝たきり老人等を訪問看護ステーションの看護師が訪問し、介護に重点を置いた看護サービスを提供する制度のことです。
老人保健法の改正に伴って92年4月から事業化されたもので、この制度を利用できるのは寝たきり、またはこれに準ずる状態にある老人医療受給対象者となります。
利用に当たっては、
(1)基本利用料(1回250円)
および、
(2)長時間や休日・夜間サービスにかかわる差額費用等がかかります。
老人訪問看護ステーションは市町村や地域の医師会、看護協会、病院、介護老人福祉施設などが都道府県知事の指定を受けて開設します。
老人保健施設(ろうじんほけんしせつ)
1986年の老人保健法の改正によって制度化された施設で、介護保険では介護老人保健施設といいます。障害のある老人の自立を支援し機能訓練、生活指導によって、家庭への復帰を目指しています。
入所の対象となるのは、主として入院治療の必要のない病状安定期の寝たきり老人および日常生活の自立が困難な痴呆老人で、介護保険のサービスを利用する際は費用の1割が入所者の負担となります。
老人保健福祉計画(ろうじんほけんふくしけいかく)
平成2年の老人福祉法改正で、都道府県と市町村に策定が義務づけられた、老人福祉に関する計画のことです。高齢者の人口や住民の保健・福祉ニーズを把握し、将来必要な福祉サービスの量を明らかにしたことは、以後の整備体制を進める上でとても意義のあることでした。
ゴールドプラン(1989年の高齢者保健福祉推進10カ年戦略)の目標値を、この老人福祉計画の集計値が大きく上回ったことで、続く新ゴールドプランが打ち出され、さらに介護保険法の成立により、ゴールドプラン21が策定されました。
しかし、各自治体には、この計画に基づくそれぞれの目標値がありますが、それを達成するのは、なかなか困難であるとの見方もあります。
老年期幻覚・妄想状態(ろうねんきげんかく・もうそうじょうたい)
老年期幻覚・妄想状態 → 晩発性分裂病
初老期・老年期に初めて発病する幻覚や妄想を主な症状とする疾患をいいます。
青年期に発病する精神分裂病に比べて人格の変化が少なく、疎通性が保たれ予後も良好です。
痴呆と誤診されやすいので、注意が必要です。
老年痴呆(ろうねんちほう)
老年痴呆 → アルツハイマー
弄便(ろうべん)
痴呆性老人などが大便をこねたり、塗りつけたりしてもてあそぶ行為をいいます。
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